これらの測定方法は、この角度計を作ってから思い付きました
肩の外旋
この場合は。骨の移動軸に角度計の基本軸を合わせています。この場合の基本軸は鉛直線ですから、鉛直線に対して外旋角度を75度と予測したのですが、実際には5度の差があり、そこまでの外旋ではなかったようで、70度と判定できます。このように、角度計の基本軸と回転軸にこだわる必要はないようです。
前腕の回外
前腕の回外、回内も当て方に迷うものです。基本軸を前腕の橈骨と尺骨に沿わせて当てます。鉛直方向が角度です。この場合、45度と予測しましたが、5度回外が大きいので50度でした。
足部の内返し
外返しも難しいのですが、図のように何もせず、角度計を90度のまま基本軸を足底に当てて下さい。回転軸が鉛直方向を示すのが角度です。勿論、15度以上あるようなら、予測角度に回転軸を動かしておきますが。
この角度計は、使っていると様々な関節で、いろいろな測定方法に気が付くことでしょう。決められた基本軸、移動軸と正常可動域はしっかりと頭に入れていて、有効活用して下さい。